MAGNeT NEWS 2017年4月20日号


ゴールデンウィークどうやって過ごしますか?
のんびりするも良し!アクティブに動くも良しです!
さて今号は、マグネットスタッフが春の奈良を訪れました、その様子をレポートです。
又、マグネットの最新情報や面白記事満載でお届けします。
お楽しみ下さいね。



春の明日香探訪


待ちに待った春である。
暖かな日も多くなり、外出する際の出で立ちも厚手のコートからようやく解放される様になった。
そんな春の一日、マグネット一行が、奈良県の明日香を訪れた。

昨年同様、まずはイチゴ狩りだ。
イチゴの甘味は実の先端部分に凝縮されている為、ヘタの方から食べると最後まで甘味を楽しめると言われている。
一行もヘタの方からかぶりつき、「幻の赤い宝石」とも称される“あすかルビー”を堪能する。
しばらくして、一本の茎が枝分かれして幾つも実を付けている物と、
一本の茎に一つしか実を付けていない物がある事に気付いた。
栄養を独占しているであろう後者のイチゴの方が糖度が高く、茎が太ければ更に甘みが強いようだ。
自然の摂理に従って、実を選別しながら、イチゴを摘んでは口に運んでいく。
今年はこうして甘いイチゴをたくさん楽しんだ面々であった。

イチゴ狩りを終え、一行が向かったのは国営飛鳥歴史公園である。
公園内にある飛鳥歴史公園館を見学し、飛鳥時代の様子をジオラマやパネル展示にて学ぶ。
持統天皇を主人公とした里中満智子さんの「天上の虹」の色紙が館内に飾られている事に気付く。
「天上の虹」は1983年から連載を開始し2015年に完結した里中さんのライフワークとも言える作品である。
万葉の時代の大河ロマンとしても知られており、大化の改新からストーリーの幕が開き、大宝律令が制定され
日本が統一国家として歩み始めるまでが描かれている。
大きな時代の流れの中、非常に優秀な施政者であったと言われる女性天皇の存在は、漫画の題材としても魅力的であったのだろう。

一行は次に悠久の歴史を今に伝える石舞台古墳を訪れた。
国の特別史跡にも指定されている石舞台古墳は、土を盛り上げて作った墳丘の土が失われ、
巨石で作られた横穴式石室が露出している事で知られる古墳時代後期の古墳である。
埋葬されていたのは、敏達天皇以降、用明天皇、崇峻天皇、推古天皇の4代に仕え、
54年もの長きに渡り権勢を欲しいままにした蘇我馬子と言われている。
蘇我氏は6〜7世紀前半に活躍した一族で、大伴氏、物部氏に並ぶ三大勢力の一角であり、馬子の時代に栄華を極めた。
又、初の女帝である推古天皇を即位させ、聖徳太子を皇太子としたのも蘇我馬子である。
馬子は聖徳太子と共に、当時の最先端国家であった随の社会制度や学問を学ぶ為に遣隋使を派遣し、
冠位十二階や十七条憲法を定めたのを始め、仏教を奨励し広める事に力を注いだ事でも知られる。

巨大な権力を保持した馬子の墓所とされる、石舞台古墳に使われている巨石の総重量は約2300トン、
特に天井石は約7トンもあり、当時の優れた土木、運搬技術には目を見張る。
この日は石舞台古墳がどのようにして作られたのかを、体験出来るVR(バーチャルリアリティー)アプリが無料で貸出されており、
一行もこれを利用し360度VR映像を楽しみながら、当時の様子を疑似体験していた。

春の明日香で、旬のイチゴと万葉の歴史を堪能したマグネットの面々であった。


F1マグ/モトGPマグ

復帰から3年目を迎えたホンダですが全く良い所なしですね。
色々な理由があるのでしょうが頑張ってほしい物です。

5月のF1マグは2戦を予定しています。

5月14日 スペインGP
5月28日 モナコGP

終電前の23:30には終了予定ですので帰りの心配はありません。

モトGPは今シーズンはスズキからヤマハに移籍したビニャーレスとベテランであるロッシを中心に展開していきそう・・・。
そんな中、ルーキーであるザルコ選手の活躍が目を引きます。

5月のモトGPマグは2戦を予定しています。

5月7日 スペインGP
5月21日 フランスGP

終電前の23:30には終了予定ですので帰りの心配はありません。

詳しくはスタッフにお尋ね下さい。



(マグネット的)実に面白い・・・   No.94


今回は明日香で万葉の歴史に触れたので、歴史を題材とした漫画を特集します。

題して、“マグネット的歴史に学べ!漫画もアカデミックだ〜!”です、はじまります・・・。

巻頭の記事で紹介した「天上の虹」以外にも歴史物は色々とありますよ!

持統天皇と同時代に生きた額田王を主人公とした大和和紀さんの「天の果て地の限り」があります。
この作品は松竹歌劇団によって「NUKATA 愛の嵐」の題名で舞台化されました。

手塚治虫さんの名作「火の鳥 ヤマト篇」において石舞台古墳造営にまつわるエピソードがあります。
「火の鳥」は手塚さんのライフワークとして知られていますが、優れたSF漫画であり、歴史漫画でもあります。

手塚治虫さんには「火の鳥」以外にも「三つ目がとおる」があります。
こちらは超古代史や超能力といったものがテーマの漫画ですが、明日香にある謎の巨石群に着眼したエピソードがあります。
酒船石奇談というお話です、石舞台古墳や亀石、二面石等が登場します。

山岸凉子さんの「日出処の天子(ひいづるところのてんし)」は聖徳太子と蘇我蝦夷を中心に
聖徳太子の少年時代から摂政になるまでを描いた作品です。
聖徳太子を天才、超能力者、同性愛者として描いた斬新さが特徴であり、戦後漫画史に残る傑作と評されています。
しかし、1984年1月24日付けの毎日新聞夕刊に「えっこれが聖徳太子?法隆寺カンカン」という記事が掲載されました。
ところがその記事の全てが毎日新聞記者による捏造である事が判明し、同年2月4日付け紙面にて謝罪文が掲載されています。

おかざき真里さんの「阿・吽」は天台宗の開祖最澄と真言宗の開祖空海の若き姿を描いている漫画です。
日本仏教界の秀才最澄と天才空海が、もがきながら仏の教えを乞うていく姿は、生々しいまでの生を感じずにはいられません。

白戸三平さんの「カムイ伝」は江戸時代の様々な階級の人間の視点から描かれた壮大なスケールの漫画です。
アニメや実写映画化された「カムイ外伝」は「カムイ伝」のスピンオフとも言える作品で、本家よりもこちらの方が有名かもしれませんね。

藤原カムイさんの「雷火」は紀元3世紀頃の邪馬台国を舞台とした漫画です。
古代の日本を舞台としたアクション漫画で、古代史の謎のひとつである邪馬台国のその後を描いた大作になります。

最後に歴史漫画というよりは伝奇漫画といった方が良いかもしれませんが星野之宣さんの「宗像教授」シリーズを紹介します。
民俗学、古代史を主なテーマとしており、日本各地に伝わる伝説や歴史の謎を調査し、宗像教授が従来の歴史の常識から外れた仮説を繰り広げていきます。
2009年11月から2010年1月まで、日本の漫画原画としては初めて大英博物館に翻訳展示されました。

さて、いかがでしたか?
次回の(マグネット的)実に面白い・・・もお楽しみに!

マグネットのこれ、オススメ!  No.56

「マグネットのこれ、オススメ!」は、マグネットスタッフがオススメするグッズや映画、音楽等、今お薦めの物を紹介していきます。

今回オススメするのは・・・

コップがいらない歯ブラシ「Rinser」です。

これは歯磨き後、水道水をうがい用の噴水に変えるという歯ブラシです。
口をすすぐ為のコップはいりません。
手をコップがわりにする必要もありません。
発想がスゴイ!まさにアイデアグッズです!
「Rinser」は海外の製品で、日本では現在完売状態ですが早く販売を再開して欲しいものですね。

これ、オススメ!



藤村典子のごちそうさMAG! (第117回)


MAGNETがお届けする美味しいもの探訪記。
117回の今回はどんな美味しいものかな?

今回ご紹介するのは、明日香へ行った際に訪れた「壷井」さんです。
個室を中心とした店内はくつろいだ雰囲気で食事を楽しめます。
今回私がいただいたのは海鮮天丼(1300円)です。
海老はもちろん、蟹の天ぷらも盛られていましたよ!
しかも食後のコーヒーやデザートまで付いています。
とても美味しく大満足でした。

お薦めですよ。

DATA:

     お店の名前 壷井
     住所     奈良県橿原市常磐町600−1
     TEL     0744−24−9111
     情報     営業時間  11:00〜14:00 17:00〜22:00  定休日 不定休


藤村典子的



私、藤村典子がお送りする藤村典子的GAY術!!第166回は三つ目がとおるから「写楽保介」です。
明日香を舞台にした漫画で、私が一番最初にイメージしたのが手塚先生の三つ目がとおるでした。


のつくだに 藤村典子的エッセイ (第178回)

ゴールデンウィークは前半後半合わせて約10日。
アンテナを張って、見聞を広げる良い機会ですね。





         典子


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