MAGNeT NEWS 2018年5月20日号


暖かくなってきたなと思っていたら、もう初夏の感じがしています。
季節の移り変わりはいつもあっという間ですね。
今の時期が外出には一番適しているのですから、ガンガン外に出て行きましょう!
さて今号は、マグネットスタッフが京都へプロレス観戦に出掛けてきましたので、その様子をレポートします。
又、マグネットの最新情報等、面白記事満載でお届けします。
お楽しみ下さいね。


プロレス観戦in京都


マグネットスタッフ一行が京都まで足を伸ばしてきた。
いつもは車やバイクで移動する事が多いマグネットの面々だが、今回はのんびりと電車に揺られての京都行である。

京都へ向かったのは、マグネットと交流のあるプロレスラー、ビリーケン・キッド選手がメインエベンターを務める試合を観戦する為であった。

試合開始は3時からであったので、少し早めに京都に入り昼食を取り(藤村典子のごちそうさMAGを参照)、京都を散策した一行。

新京極通りを歩き寺町通りを入ると、大きなお寺があった。
山門に本能寺とある。
本能寺といえば、織田信長が家臣であった明智光秀によって謀反を起こされ自害した場所として有名だが、本能寺はこの時焼失しているはずである。
案内板が出ていたので、読んでみると、本能寺の変の7年後に豊臣秀吉の手により再建したのだそうだ。
その際、場所も現在の地へ移転したのだという。
元は今の場所から南西へ1キロ程の所にあったそうだが、現在その場所には福祉施設等が建っているようだ。

一行は境内を散策し、本堂に入っていった。
本堂は1864年に起こった蛤御門の変において焼失したが、1928年(昭和3年)に京都帝国大学の建築史家であった天沼俊一博士が設計し、
室町時代の建物を再現したのが現在の本堂である。
国の登録有形文化財にも指定されており、本堂内には日蓮聖人や織田信長の位牌等が祀られており、厳かな雰囲気であった。
しばし、こちらで歴史の重みを感じつつ、過ぎ行く時に身を委ねる。

試合開始時刻が迫ってきた為、移動を開始する一行。
今回は京都御所の蛤御門の向かい側にあるKBSホールが会場となっている。
折角なので、京都御所を散策しつつ、会場へと向かった。
堺町御門から入場し、建礼門を正面に見つつ歩く。
御所内は家族連れや観光客で賑わっていた。
白雲神社の脇を抜け、蛤御門へと至り、御所を離れる。

KBSホールに着くと、開場を待つ観客ですでにいっぱいであった。
「三原一晃デビュー10周年記念大会」
晴れやかな舞台を楽しみにして皆来ているようである。
その中に見知ったプロレスファンの人達を見つけ、旧交を温める成子ママたち。

三原選手は元大阪プロレス所属の選手であり、現在はフリーで活躍している期待の若手レスラーだ。
その三原選手がメインイベントの対戦相手に選んだのがビリーケン・キッド選手である。
ビリーケン・キッド選手は三原選手のプロレスデビュー当日のマイクパフォーマンスにおいて、「三原選手が嫌いだ」と発言したらしく、
そのリベンジを企てているのではないかとマグネットスタッフ達に話していたが、なかなか因縁めいた試合でもあるようだ。

試合前に馴染みのあるレスラーやレフェリー、リングアナウンサー達に挨拶を済ませる。
大阪プロレスが常設会場を持ち、熱気を見せていた時が思い返された。
出場選手の大半が大阪プロレスで活躍していたレスラー達だった事もあるのだろう、会場内はちょっとした同窓会のような雰囲気だ。

前座試合から熱い戦いが繰り広げられていく。
途中楽しいプロレスを挟みつつ、セミファイナルまで進みついにメインイベントである。

リングに上がった三原選手そしてビリーケン・キッド選手共にすでに臨戦体制。
試合開始のゴングが鳴り、戦いの幕が上がる。
試合はビリーケン・キッド選手が終始ペースを握り優位に進めていく。
このまま終わるかと思われたが、若さと勢いに秀でた三原選手が必殺のイービルベアーボム(変形のキン肉バスター)を決め、
凱歌を揚げた。

試合後、三原選手が語ったのは自身が大好きだったあの当時の大阪プロレスでの日々と、
対戦相手に指名したビリーケン・キッド選手への思いであった。
三原選手はプロレスが好きで、プロレスラーに憧れ、大阪プロレスのプロレス教室に通っていたそうだ。
その時の指導者がビリーケン・キッド選手であり、三原選手のプロレスラーとしての原点であったと語ってくれた。
10年という節目での対戦は必然だったのであろう。
会場内にもその思いは十分に伝わり大きな歓声が起こる。

成子ママ達も熱心に拍手を送り、いい試合に満足な様子であった。



(マグネット的)実に面白い・・・   No.104


今回は本能寺で自害した織田信長をマグネット的に見ていきます。

題して、“マグネット的 第六天魔王織田信長考!”です、はじまります・・・。

信長は幼少から青年期にかけて非常に変わった行動が多く、周囲から「尾張の大うつけ」と呼ばれていた事は大変有名です。
この当時の信長と、戦国乱世の終焉に道筋をつけ畿内を中心に強力な中央集権的政権(織田政権)を確立して天下人となった信長との印象の大きなギャップが
様々な創作を生み出しているようです。

永井豪先生の「黒の獅子」がその筆頭と言えるのではないでしょうか。
「黒の獅子」は「ターミネーター」の元ネタとなったとも言われているSF漫画ですが、この中で信長は幼少期に宇宙人の精神操作を受け、
その指示により天下統一を図る悪者として描かれています。

近作では石井あゆみ先生の「信長協奏曲」があります。
勉強が苦手な高校生のサブローは、ひょんなことから戦国時代、天文18年(1549年)にタイムスリップしてしまい、
そこで出会った本物の織田信長に瓜二つの容貌をしていたことから、病弱な自分の代わりに信長として生きてくれと頼まれ、
信長として生きていくこととなり、史実の通りに天下人へ駆け上がっていくというストーリーです。

本宮ひろし先生の「夢幻の如く」も破天荒で面白い漫画です。
本能寺の変で自害したはずの織田信長は「天からの一筋の光」に導かれて家臣の森蘭丸とともに命を救われ、「天地夢ノ助」を名乗り、
天下統一を成し遂げ、ついには海を越え中国、モンゴル、そしてヨーロッパをも手に入れるという野望を持って「世界統一」を目指していきます。

信長の南蛮への関心の高さはよく知られており、正親町天皇を招き開催した「京都御馬揃え」にビロードのマント、
西洋帽子を着用し参加しています。

又、黒澤明監督の「影武者」において信長が西洋甲冑を身に着け戦場へ赴くのですが、これは史実ではなく黒澤監督の創作です。
前述の「京都御馬揃え」の際の衣装のイメージからの創作のようで、これ以来、信長=西洋甲冑のイメージが浸透していきました。

さて、いかがでしたか?
次回の(マグネット的)実に面白い・・・もお楽しみに!



マグネットのこれ、オススメ!  No.65

「マグネットのこれ、オススメ!」は、マグネットスタッフがオススメするグッズや映画、音楽等、今お薦めの物を紹介していきます。
今回オススメするのは・・・

「突っ張り棒が落ちない君」です。
突っ張り棒が耐荷重の限度を超えてしまい荷物が落下してしまうなんて事ありますよね。
それを防止してくれるアイデアグッズが今回ご紹介する「突っ張り棒が落ちない君」です。
使い方は簡単、ネジや釘は使用しません。
突っ張り棒を取り付ける壁に、ポリエチレン製の本製品をセットして、付属のステンレス製の針をホッチキスで留めるだけ。
本製品を設置した場所に、突っ張り棒を取り付ければ、150kgまでの荷重に耐えられます。

これ、オススメ!


藤村典子のごちそうさMAG! (第129回)

MAGNETがお届けする美味しいもの探訪記。
129回の今回はどんな美味しいものかな?

今回ご紹介するのは、巻頭記事の京都プロレス観戦の際に訪れた「京極かねよ」さんです。
大正初期に創業したという老舗になります。
店構えからして歴史を感じさせるうなぎ料理の名店。
店の軒には「日本一の鰻」と書かれています。
今回はこちらの名物料理きんし丼(上)(3000円!)をいただきました。
うな丼の上に京風だし巻きが乗っており、浜名湖産のうなぎと、創業以来継ぎ足されてきた秘伝のたれが、
さらに味わい深い逸品へと昇華させています。
とても贅沢で美味なるものでした。

お薦めですよ。

DATA:

     お店の名前 京極かねよ
     住所     京都府京都市中京区六角通新京極東入松ヶ枝町456
     TEL     075−221−0669
     情報     営業時間  11:30〜21:00 (LO 20:30)   定休日 年中無休


                   
藤村典子的



私、藤村典子がお送りする藤村典子的GAY術!!第177回は安土城考古博物館のゆるキャラから「まめのぶくん」です。
信長もゆるキャラになるとかわいいですね。


のつくだに 藤村典子的エッセイ (第189回)

暖かくなってきて、
バイクでお出かけする事が増えてきました。
事故にだけは気をつけて楽しみたいと思います。

         典子


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