MAGNeT NEWS 2018年8月20日号


夏の暑さが続いています。
この暑さも次第に収まってくるそうです、ちょっと寂しい気もしますね。
さて今号は、マグネットスタッフが夏休みを利用して黒四ダムに行ってきましたので、その様子をレポートします。
又、マグネットの最新情報等、面白記事満載でお届けします。
お楽しみ下さいね。


黒四ダム探訪記


マグネットスタッフ一行が夏休みを利用して富山県にある「黒四ダム」に行ってきた。
黒四ダムは、富山県東部の立山町を流れる黒部川水系の黒部川に建設された水力発電専用のダムである。
一度は訪れてみたいと思う人も多い事と思う。

黒四ダムへのルートは2種類ある。
富山県の立山駅からケーブルカーに乗り、美女平から高原バス、着いた室堂から大観峰まで立山トンネルトロリーバスに乗り、
次に立山ロープウェイで黒部平まで行く。
そしてケーブルカーで黒部湖まで行き、10分ほど歩いて黒四ダムへと至るルート、所謂立山黒部アルペンルートである。
あとひとつは長野県の扇沢駅からトロリーバスに乗って黒四ダムへと行くルートだ。

立山黒部アルペンルートで行った場合、片道2時間(乗り換え時間等考慮せず)かかる事等もあり、
長野側からトロリーバスに乗車して行く事にした。
又、繁忙期という事もあり、午前6時頃には扇沢駅近くの駐車場は満車になるとの事で6時前に扇沢駅に到着するように宿を出る。

扇沢駅に到着した頃にはすでに一番上の駐車場は7割ほど埋まっていた。
トロリーバスの始発は7:30であるが、乗車券を求めて売り場の前に100人ほどの列が出来ている。
一行も最後尾に並ぶ。
トロリーバスは8台あり、1台あたりの乗車定員は72名なので、始発で黒四ダムに向かえる事がまずは確定し安堵の面々。

乗車券を購入し、始発が出るまでの間、待合で待っていると駅員さんがハンドマイクでトロリーバスや黒四ダムの事を説明し始めた。
通常のアナウンスと思って聞いていると、ワゴン販売のお弁当をコミカルな口調で勧めてくる。
少し不思議に思ったが、この駅員さんは中里さんといって漫談駅員として有名な方らしい。
記念に中里さんとのツーショットの写真を典ちゃんが撮ってもらっていた。
ちなみにこの中里さん、本物の駅員ではなく、駅から制服を支給された売店の販売員なのだそうだ。

トロリーバスに乗り、黒四ダムへ向かう。
所要時間16分。
途中、黒四ダム建設を語る上で欠かす事の出来ない破砕帯が青い看板や照明で示されており、現在も流れ出ている破砕帯の水を見る事も出来た。

黒部ダム駅に到着し、まずは220段の階段を登り、ダム展望台を目指す。
標高1508mの展望台からは立山連峰をはじめとする、北アルプスの大パノラマが楽しめ、
黒部ダムを眼下に見下ろせる絶好のポイントである。
一行はその雄大さに圧倒されるばかりであった。

6月の下旬から10月の中旬まで行われている観光放水の迫力も凄いものである。
放水口は上下2箇所にあり、この日は上部から放水されていて、
天気も良かった事で、放水されている大量の水に虹がかかっていたのが大変印象的であった。

ダム建設によって作られた人工湖「黒部湖」は、昭和38年の竣工式の時に命名されている。
時の関電社長の名を取って太田垣湖とも呼ばれ、エメラルドグリーンの水を満々とたたえ、静かにたたずんでいた。
湖面には日本最高標位を航行する遊覧船「ガルベ」が走っており、マグネット一行も船上の人となって、
北アルプスを見上げながら雄大な大自然を存分に満喫する。

黒四ダム、正式には黒部川第四発電所という。
日本を代表するダムの1つであり、富山県東部の長野県境近くの黒部川上流に関西電力が建設したアーチ式コンクリートダムである。
水力発電専用ダムで貯水量2億トン(東京ドーム160杯分)、高さ(堤高)186m、幅(堤頂長)492mを誇り、日本で最も堤高の高いダムとしても知られる。

当時の関西の電力不足を補う為に作られた黒四ダムの歴史は、そのまま戦後日本復興のシンボルとして語られる事も多い。
2度のテレビドラマ化や、NHKの『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』にて紹介され、多くの人に日本人の持つ底力や技術力の高さといったものを伝えている。

往年の大スター三船敏郎、石原裕次郎のW主演で1968年に製作された「黒部の太陽」は 制作費3億8900万円、観客動員733万7000人、
興行収入16億円の大ヒット作となった。
昨年夏に惜しまれながら閉館した石原裕次郎記念館で展示されていた映画「黒部の太陽」関連の展示品が、黒部ダム新展望広場特設会場に移築公開されている。
又、同所にて黒四ダム建設の歴史をパネルや映像「黒部の物語〜人・使命・情熱〜」を見学出来、マグネット一行も熱心にそれらを見ていた。

今年の夏の大きな思い出を黒四ダムで作る事が出来たマグネットの面々である。



(マグネット的)実に面白い・・・   No.107


今回は黒四ダムに引っ掛けてダムをネタにしようと思います。

題して、“マグネット的 ダムって言ってもカラオケじゃないよ・・・”です、はじまります・・・。

ダムとは、水力発電や治水・利水、治山・砂防、廃棄物処分などを目的として、
川や谷を横断もしくは窪地を包囲するなどして作られる土木構造物となります。

人間以外にダムを造る動物としてビーバーがよく知られています。
世界最大のビーバーのダムは、2007年10月にカナダ・アルバータ州のウッド・バッファロー国立公園内で発見されたダムで、長さは850mにもなるそうです。

ダムの分類としては、大別すると土や砂、岩石を積み上げて建設されるフィルダムと、
コンクリートを主原料として建設されるコンクリートダムの二種類があります。

世界で一番堤高が高いのはタジキスタンのヌレークダムで300mとなっています。

貯水量が世界で一番多いのはジンバブエとザンビアにまたがって作られたカリバダムの1806億トンとなります、
ちなみに日本一は岐阜県にある徳山ダムの6億6千万トンです。

人類史上、初めてダムが建設されたのは古代エジプト・エジプト第2王朝時代の紀元前2750年に建設されたサド・エル・カファラダムと考えられていますが、
建設後40年目にして中央から河水が越流し、決壊したと推定されていて、このダムは現存していません。

日本では616年、飛鳥時代に河内国(大阪府)で狭山池が建設されたのが最古のものとされています。

特撮映画等でコンクリートダムの決壊が描かれる事がありますが、コンクリートの劣化によって寿命を迎えたダムがいまだに存在しない事から
天変地異等でダムが決壊でもしない限りは、きちんと作られたコンクリートダムは壊れる事はないと言われています。

ダムの寿命はコンクリートの劣化等の痛み具合よりも先に上流からの土砂がたまる堆砂による寿命の方が早く来るとされているのです。

ダム事故の中でダムが完全に破壊される「決壊事故」(崩壊事故)は多数の犠牲者を出す最も重大な事故になります。
アメリカで1889年に起きたサウスフォークダム決壊事故は、大雨によりダム堤体を貯水が越流して決壊し、下流にあるジョンズタウンが壊滅して2200人が死亡しています。
この事故は世界のダム史上最悪の死亡者数をもたらし、ギネスブックにも公式に認定されています。

特に大雨によるダム本体からの越流や地震による崩壊といった天災に、施工不良や管理不良といった人災が重なって起こる場合がほとんどを占めるとされています。
今年の7月23日にラオスで韓国企業により建設中だったダム決壊事故は、まさにこれの典型的なものだったと考えられます。

さて、いかがでしたか?
次回の(マグネット的)実に面白い・・・もお楽しみに!



マグネットのこれ、オススメ!  No.68

「マグネットのこれ、オススメ!」は、マグネットスタッフがオススメするグッズや映画、音楽等、今お薦めの物を紹介していきます。
今回オススメするのは・・・

「ホコリ吸着ゲルクリーナー」です。
見た目から言うならばスライム型クリーナーでしょうかね。
ゲルがパソコンやリモコン、ゲームのコントローラーなどの、さまざまな隙間に入り込んでホコリやカスを吸着して取り除きます。
ホコリが溜まっている部分に押し当てるだけで簡単に掃除できるという優れモノです。
もちろんゲルが隙間に残って取れなくなってしまうなんて事はありません。

これ、オススメ!


藤村典子のごちそうさMAG! (第132回)

MAGNETがお届けする美味しいもの探訪記。
132回の今回はどんな美味しいものかな?

今回ご紹介するのは、三重県四日市市にある「大遠会館 まぐろレストラン」さんです。
外観は昭和の食堂といった感じでしょうか。
元々は船員の為の宿泊施設と食堂を開業したのが始まりだそうです。
今回こちらでいただいたのは海鮮丼(1000円)になります。
マグロ加工工場が経営されているそうで、ネタは新鮮でボリュームもスゴイです!
マグロ、びんちょうまぐろ、パナメイエビ、イカ、ホタテ、ホッキ貝、ネギトロと7種のネタがてんこ盛りでとても美味しい。
ご飯は酢飯か白飯か選べます。
9月3日から改装工事に入るそうですが、改装オープンが待ち遠しいです!

お薦めですよ。

DATA:

     お店の名前 大遠会館 まぐろレストラン
     住所     三重県四日市市富双2−1−4 大遠会館
     TEL     059−365−6064
     情報     営業時間  10:00〜20:00 (LO 19:30)   定休日 無休(12/31午後〜1/3を除く)


                   
藤村典子的



私、藤村典子がお送りする藤村典子的GAY術!!第180回は関西電力のマスコットキャラクター「関電坊や」です。
昭和世代にとっては懐かしい関電坊やは昭和36年生まれ、黒四ダムより2歳お兄さんなんですよ。


のつくだに 藤村典子的エッセイ (第192回)

8月は台風が多かったですね。
なんと1ヶ月の間に9個も発生したそうです。
9月は台風シーズン本番となりますが、
穏便にお願いしたいものです。

         典子


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