二十世紀少年＜最終章＞僕らの旗
2009-09-02 Wed
去年から続いている人気コミック原作の長編三部作映画の最終章
もともと原作コミックが面白そうだったので
読んでいたのですが、核心部分になかなか近づけず
イライラするのでいつの間にかやめちゃったのね〜
そんなだから全く知らずに観れるからその部分は
面白いんだけど・・・
完結編って事で、「“ともだち”は誰なのか」という最大の謎はもちろん解決するし、
どうして彼がこんなことをしたのかという素朴な疑問も描いていたのは
原作読んでない組にはありがたい？
ただ、三作通して、どうして“ともだち”がここまでの出世したの？っていう過程
がまったく描かれてなく、どうしても説得力に欠いてしまうの。
さらに「過程軽視」は他の登場人物たちにも共通していて、例えば
「ワクチンを開発できました」って言う現在完了形って感じで登場し、そのまま
どこへ行ったの？？な黒木瞳の扱いを見ても、解らんなぁ〜な感じ。
カンナの実母なのにねぇ（笑）全員集合のクライマックスにもいなかったし（笑）
そのカンナが抵抗軍のリーダーになっていた件もうす〜いし、“ともだち”側だった
人たちが勝手に改心していてケンジの見方になったり、あちこちで結果だけが
提示されるのは映画ご都合主義かしら？？
私が期待する位のドラマチックさが無かったなぁ
でも夏は息苦しいやろ〜な素顔をさらさない“ともだち”や巨大ロボットといった
無茶な設定や映画の具は、娯楽大作としてはアリですねぇ♪
原作の壮大な世界観をコミック同様の「画」で撮るのに一生懸命になりすぎて
おいしく料理するのに失敗しちゃったんじゃないかしら？
トランスポーター３
2009-08-28 Fri
約束は守りましょう〜って言いながら「例外はある」って簡単に
おねーちゃんを乗せちゃった？
フランク君なんだか丸くなっちゃったねぇ
ジェイソン･ステイサム君のシリーズも今回で第3作目
かな〜り期待して観に行きましたが、前作よりかは面白くなかったかな？
なにせヒロインを演じるナターリア・ルダコワちゃんが可愛くないのよ〜
役柄が役柄だから単なるアイドル的可愛さや正統派美人系では
ダメだということは分かるんだけどぉ・・・
車の中での会話がながーーい！！
だるーーい！どうでもいいいいい〜！！（笑）
それにしてももうちょっと何とかならなかったのかしら？
悪の陰謀よりもこっちの方が怖いかも（笑）
最後は良い子ちゃんになるのもお約束
でもマルコーニ警部の携帯での会話はばつぐん〜
今回もウェット富んでいて、シリーズの回を重ねる毎に
いい感じになってないかしら？
全体的にはいつものカーアクションどかぁーん
なんで、その辺は満足なんだけど（笑）
ナイトミュージアム２
2009-08-19 Wed
前作を見て無くても楽しめます〜って事でしたが、たしかに言えるっちゃ〜
言えるけど、肝心要の
「何で夜中に展示物が蘇るの？」って言う大原則は
前作を見てないと今作では全くはしょられています〜
動いて当たり前ではあかんやろ〜
そのほかは大ずめドタバタＳＦコメディーで
大人から子供までたのしめます
今回はスミソニアン博物館が舞台だけに
「何でも在る」＝何でも出せる（汗）
登場キャクターに前作みたいに必然性はなく
言えば色んなカメオのオンパレードかしら？
映画ファンの心をくすぐるシーンもあるし
某ダークサイトのお方がいつものように指で相手を
指してゴォォォオオオオオオオオオオ・・・・・って
効果音！！そして！！（笑）
くだらない映画でも何かしら描いているものですが
この映画は観終わったあと
あの携帯電話のモトローラ社がいかにして
この世に生まれ発展してきたのか？
って事が解ります（笑）
ＧＩジョー
2009-08-09 Sun
1960年代にベトナム従軍兵をモデルにした玩具として登場したって言われるいわゆる「G.I.ジョー」人形は、もともと善なのか悪なのか
はっきりしない存在だったらしいの。
そこでこのシリーズが存続するために、善悪の多様性にもがき苦しむ
アメコミヒーローとは大幅に異なり、G.I.ジョーは単純に
「勧善懲悪」を打ち出し、善の側の使者として
銀幕でスポットライトを浴びるのね〜
まぁ、解りやすく言えば良いモンが悪いモンをシバク！
良いモンはつねーに「勝つ！」
近未来、いまや彼らはNATOの秘密軍事組織として、各国の超優秀兵士たちに
よって構成された超ハイテク部隊となったって言う設定で始まるこの映画
派手なドンパチが前評判なんですが、意外や？意外
お客さんの（特に女性の）年齢層がたかーーい！！？？
ってよーく考えてみたらイ・ビョンホン目当てなのね〜
私はヨボセヨ映画は観ませんからイさんってはぼ初めてみましたが
コレはミスキャスト？じゃないかしら？役柄的には日本人っぽくて
映画内で描かれている「にっぽん」はまた激しく歪められた「じゃぽん」（笑）
あれは昔の中国そのままやろ〜！！って
突っ込んだ人も多いはず〜
そのイ、ビョンボン演じる悪の忍者のライバルを演じるのは
黒い忍者スネークアイズ役のレイ・バークってお方。
でもこの方、結局劇中で一度も素顔も見せず声も出さず、
ちょっと可哀想・・・
『ハムナプトラ』シリーズの監督さんだから、ブレンダン・フレイザーがチョット
出てきたり、イムホテップが登場するらしいけど
残念ながら私は発見できませんでした。
ビバ！カメオ主演〜
山形スクリーム
2009-08-05 Wed
皆さんご存知の個性派俳優でマニアックな笑いをふりまく竹中直人が初監督作品「無能の人」（91年）以来、監督としては
意外（笑）に叙情的な作品ばかり続けてきたけど
6作目にしてついに？娯楽作品を撮ったのが本作品
さてさて、キワモノの竹中だけに作品にもそんな気配濃厚
ポスターからしてシャイニングやんかぁ〜（笑）
劇中はパロディって言うか竹中が好きな映画のオマージュ？
ブレードランナーやらエクソシスト、マーズアタック、
ゾンビはもちろん八つ墓村、燃えよドラゴンあたりは、すぐ解る。
中でも綿菓子屋さんが「ふたつで充分ですよ」と『ブレードランナー』の
台詞を言ってたけど、コレ好きなんでしょうね〜
最後の方でも又やってました（笑）
それと「ギョイ！」…「御意っ！」多分大河ドラマネタかしら？
竹中の主演した大河ドラマ「秀吉」は1996年放送。渡哲也さん演じる
信長に向かって事あるごとに「御意！」って言ってたから
自分で自分の演技パロったって事なのかしら？
しかし特筆することは殆ど無く、山形ロケなのに山形らしい
山形でないと成り立たない物もなく、出演者はいちいち竹中の
コメディアンの部分の真似をさせられるの
そう言う演出しか出来なかったのか？
観終わってもまったく何も残らない
普通はコメディでもホラーでも物語の根底には必ず
「何か」が流れているものだけど、豪華な主演者はことごとく
飼い殺しにされ、予想は出来たがストーリー事態も凄く薄い
良くも悪くも映画大好きな竹中直人のマスターベーション映画
って感じ。竹中監督と相当波長が合う人意外は
ゾンビのパロディ位に思って観に行くと
かなーり、きっついでしょうね〜
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